北川 貴士

TAKASHI KITAGAWA

学校名
東京大学
所属
大気海洋研究所 国際沿岸海洋研究センター 生物資源再生分野 准教授
専門分野
水産海洋学、魚類行動学、体温生理学

1972年滋賀県生まれ。京都大学農学部卒業。東京大学大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻博士課程修了。博士(農学)。東京大学大気海洋研究所・国際沿岸海洋研究センター・生物資源再生分野准教授。著書に『マグロはおもしろい』(講談社文庫)。理科だけでなく地歴の高等学校の教員免許、 日本サッカー協会公認のD級コーチライセンス、3級審判資格をもつ。最近ピアノを習う娘の影響で、ピアノを始めた。

マナビコネタ

海洋生物は未知だから発見も多い

illustration / Chika Miyata

海洋生物は未知な部分が多い。海の中は物理的にアクセスしづらいし、船酔いもあったり研究自体が大変。食卓に並ぶマグロやカツオはみんな知っているけど、生態となるとわからないことが多いんです。その分、大発見の余地が。ウソだろ! と思えることが何回あるか。その瞬間を楽しみに研究しています。

研究室をのぞき見

知ってるようで知らないマグロの世界

photo / Naomichi Seki

1

魚の調査で訪れた土地では必ず「スタンプ」を押す

年に数回、海に出ての調査(約10日間)を行う。調査は一日中船の上。マグロを釣り、記録計をつけて放流、の繰り返し。
2

「記録計」で魚の生息環境を把握

記録計で魚がどこを回遊していたかを把握。回収は、魚を捕まえた漁師さんが、記録計に書かれた連絡先に連絡をくれる。
3

船の上で記録計を入れるのに使う「手術道具」

船の上では釣った魚のお腹を3cm切って記録計を入れ、傷口を縫い合わせて放流。紺色の台はマグロをのせる手術台。
4

「切手コレクション」の他にコイン、映画の半券も収集

切手は子どもの頃から収集。切手やコインはプレゼンや本の話のネタになるため、魚のモノがあれば購入しているそう。
5

「マグロの化石」で何がわかる?

マグロはいつからいるの? その調査に使う借り物の化石。化石に付着している植物プランクトンから生息年代を推定。
6

著書『マグロはおもしろい』とオリジナル信楽焼

地元滋賀県名産の信楽焼は、高校での教育実習を一緒に過ごした友人から。実は高校社会の教員免許も持つ北川先生。

ターニングポイント

ナマズが動かないので動き回るマグロに

illustration / Chika Miyata

琵琶湖のそばで生まれ、小さい頃から魚が身近な北川先生。大学での卒業論文はビワコオオナマズをテーマに。しかしオオナマズはまったく動かなかったため、動く魚の生態に興味がわき大学院からはマグロを。現在は岩手県にある東大の研究施設でサケも研究中。震災で受けた影響等を調査。

学生ぶっちゃけトーク

研究もキャッチボールも全力で!

サッカー、野球以外にスキーも。運動神経抜群

髪型が乱れているときは熱くなった証拠

実は鉄っちゃんではないかとのウワサ

学生からは熱いエピソードばかり。「研究の打ち合わせ後、髪型が乱れていたら熱くなった証拠」「地曳き網を使った調査後、疲れているのに本気のキャッチボールを始めた」等々。遊びにも熱く、とくにサッカーと野球の本気度がすごいらしい。学生とは仲がよく、調査後はみんなで焼肉に。

記事の内容は掲載時のものです。

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