# 国際法 # 入り口は三国志 # 知的&ダンディー

岩月 直樹
NAOKI IWATSUKI
立教大学
法学部 法学科 教授
国際法
早稲田大学法学部を卒業後、東京大学大学院法学政治学研究科、パリ第1大学で学び、立教大学へ。欧州大学院大学・ケンブリッジ大学・ローマ大学でも研究。共著に『国際法で世界がわかる―ニュースを読み解く32講』。「一番の趣味は国際法」と言い切る先生は、基本的に学ぶことが好き。現在もまだ話せない韓国語を勉強したり、留学中に使っていた英・仏・伊語のレベルアップに励む。家では猫と戯れている。
マナビコネタ
日々のごはんにも国際法が関係 !?

illustration / Tetsuya Murakami
国際法は、各国の利益・主張と国際社会全体の秩序、両方へのまなざしが必要な学問。実は我々の食事にも、密接に関係しています。例えば、私たちがふだん食べているマグロのお寿司。私たちの口にマグロが届くのは、獲りすぎて資源が枯渇しないよう、国際法で漁業の仕方が定められているためなんです。
研究室をのぞき見
趣味ですか…、国際法です。

photo / Naomichi Seki

デスク環境は論文を書くのに最適化

院生の頃に刺激を受けた「レイモン・アロンの本」

国連の国際法委員会でおっかけ気分 !?

留学時代に現地で出合った「オルセー美術館の絵画」

まさにアメとムチ。勉強に疲れたらコレを…

「卒業生の寄せ書き」からも濃厚なゼミだとわかる
先生どんな人? 先生のターニングポイント
国際法で議論するのはゲームみたいだ!

illustration / Tetsuya Murakami
中学で『三国志』を読み国とは何かに興味を抱く。高校でそれは憲法の問題だと気づく。自然と大学は法学部へ。大学では「国際法研究会」で模擬裁判を体験、おもしろさの虜に。「国際法とは枠組み。守るだけのものではなく、それを利用して皆が納得できる解決を図るもの」。その魅力は未だに先生を惹きつけている。
先生どんな人? 学生ぶっちゃけトーク
学びにはストイック、温かさは最上級

発表資料の矛盾点には厳しいつっこみが! 毎回ドキドキ

質問メールには速攻で返信がくる。しかも長文で丁寧。

知的&ダンディー。“親衛隊”を名乗る女子学生も♡
岩月ゼミは“超厳しい”で有名。それを乗り越えられるのは「遅くまで資料作成に付き合ってくれる」「大きな発表後にご馳走してくれた。しかも学生には手が届かない高級店で!」と先生の温かさあってこそ。普段は学生トークにも自然と加わる距離感だそう。たまに顔に愛猫のひっかき傷があってかわいいとか。