山田 伸一郎

SHINICHIRO YAMADA

学校名
日本工学院八王子専門学校
所属
マンガ・アニメーション科 講師
専門分野
アニメーター

東京造形大学卒業後、2000年にスタジオジブリに入社。作画部でアニメーターとして活躍し、「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」など数々のジブリ作品の制作に携わる。その後、2015年に日本工学院八王子専門学校の外部講師に就任。現在はマンガ・アニメーション科の専任講師として学生を指導中。プロを目指したミュージシャンでもあり、ベース、ギター、ピアノも弾ける。

マナビコネタ

間違えているのに正しく見える !?

illustration / Yoshimitsu Nippashi

絵画には遠近感を正確に描くための「透視図法」などさまざまな理論があります。ところが、アニメでは描き方が理論的に誤っていることがある。これは、そのほうが「人の目」で見たときの感覚に近いため。正しさだけでは人の心は動かせません。理論を知ったうえで、どう使うかが重要なんです。

実習室をのぞき見

キャラ立ち先生のアニメの教室

photo / Koki Matsunaga

1

宮崎駿監督が手を入れた「ハウルの動く城」の絵

これはジブリ時代に先生が描いたレイアウト。宮崎駿さんが手書きでチェックし、先生に強い影響を与えた宝物!
2

“3種の神器”さえあればなんでもできちゃう

愛用している鉛筆と消しゴムで「どんなものでも生み出せる」と先生。消しゴムのカスを払う羽ボウキがプロっぽい。
3

アニメとは異なる絵画作品の魅力とは

個展も開催される先生の絵画。アニメと違い1枚だけで物語を感じさせるのが魅力で、写真は秋祭り前日を描いた作品。
4

新作アニメ……ではなく学生がつくった卒業制作

教えた学生達がチームでつくったアニメはクオリティ高し。先生としては制作を通じて人間関係を学んでほしいのだとか。
5

アニメもつくれるミュージシャン!?

かつて本気でプロデビューを狙っていた先生。ジブリ時代は作画デスクの下にベースを隠して活動を続けたという逸話が。
6

謎すぎる会員制組織「日本石仏協会」とは?

作品づくりに取材を欠かさない先生は、民俗学にも興味津々。その熱意の強さは、「石仏」の愛好会に入会するほど……。

ターニングポイント

宮崎駿監督との出会いが変えた、デザイン哲学

illustration / Yoshimitsu Nippashi

ジブリのアニメーター時代の話。緻密に描き込んだレイアウトを見た宮崎駿監督が「こんな感じに」とさっと描いた絵と「ユーモア」という文字に衝撃を受けた先生。絵としてのかっこよさ以上に人間のおかしみをおおらかに描くことが人の心を動かすと開眼、先生のデザイン哲学が180度変わった。

学生ぶっちゃけトーク

個性強すぎ、ほとんどアニメのキャラ

昔はラフな服装で宮崎駿監督に怒られたそうです(笑)

人生経験が抱負。ハートが強すぎです

相談するといいヒントをくれます♡

常にビシッとしたスーツ姿、「さぁさぁさぁ」と言いながら教室に入り、目が合うと「最近どう?」と友だちのように隣の席にきて……。「とにかくキャラ立ちがすごい」と評判の先生。やんちゃなエピソードも多数あり、先生を主人公にしたアニメがつくれそうだと学生たちは思っている。

記事の内容は掲載時のものです。

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