角道 亮介

RYOSUKE KAKUDO

学校名
駒澤大学
所属
文学部 歴史学科 考古学専攻 講師
専門分野
考古学(中国殷周時代)

1982年大阪府生まれ。2012年東京大学人文社会系研究科基礎文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。2013 年東京大学 博士(文学)取得。遺跡好きが高じて、中学から考古学一筋の先生ですが、その好奇心の出発点は「ドラえもん」。中学生の時から始めたアニメの録画は現在も続けているほどの大ファン。そんな先生が尊敬する人物は当然、藤子・F・不二雄。中でもおすすめの作品は『T・P(タイムパトロール)ぼん』。

マナビコネタ

青銅器の「青」の謎

illustration / Tetsuya Murakami

歴史の教科書でお馴染みの青銅器。中国では祭祀(さいし)道具として使われ、その形も美術品のように多彩です。その青さが特徴ですが、作られた当時は黄金色に輝き、銅メダルのよう。では、青の正体は? それは錆(さび)です。長い年月がたってから発掘されたので、錆(さび)で覆われ、その見た目から青銅とされました。

研究室をのぞき見

ようこそインディ・ジョーンズの世界へ

photo / Yoshito Katsumata

1

考古学専攻には 「カメラ」好きが意外と多い!

デジタル全盛の今、発掘現場や遺品調査の撮影には再現性に優れたフィルムのカメラを使用。撮影方法を教わる授業も有。
2

2000年以上前の「土器」に触れる

穀物の煮炊き道具などの日常品から、屋根瓦やお墓の副葬品の壺まで、紀元前の中国の土器は当時を知る貴重な資料。
3

発掘現場でなぜ「ドローン」?

発掘調査の報告書には現場の全景が必要。以前は撮影のためだけに、やぐらを造っていたが、近年はドローンも活用する。
4

学生時代からの相棒は「スコップ」

園芸用スコップを加工して用いる(上)のが東日本の発掘現場ではメジャー。先生は中国製の道具(下)も使う二刀流。
5

発掘品に紙をあて墨を使って写しとる「拓本」

写真や図面より凹凸などの情報が分かりやすく、絵を描くよりも手軽なため重宝。まさに気分はインディ・ジョーンズ!
6

愛すべき「ジェフユナイテッド市原・千葉」

シーズンチケットを持つ熱烈なジェフ・サポーターの先生。2005年に初タイトルを獲った時は喜びが爆発したそう。

ターニングポイント

なぜ、あんな気持ち悪い形なのか?

illustration / Tetsuya Murakami

『三国志』好きで中国に興味のあった先生は、大学の時、上海の博物館を訪れるも青銅器の展示が運悪く改修中。それが心残りで翌年再訪すると、楽しみだった青銅器の造形は、あまりに気持ち悪い! 想像とまるで違う。その時から「昔の人がなぜこんなものを作ったのか」気になり始め、いつのまにか青銅器の虜に。

学生ぶっちゃけトーク

実は、元山岳部です。

普段はクールな先生もレアな青銅器には興奮気味に

海外では歴史のある川の水を飲むのがこだわり

論文には厳しいけど、物腰はいつも柔らか

先生曰く「論文は疑って読め」。素直に受け入れるのではなく本当にそうか? と批評的な視点が大事だそう。先生が川の水を飲むのも、きっと知識をあてにせず五感で何かを感じているのではないか、と学生は推測する。いずれにしても山岳部出身で、過酷な環境でも耐えられる屈強な身体をもつ先生だからなせるわざ。

記事の内容は掲載時のものです。

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