# 化粧品の作り方 # 薬学から化粧品研究へ # こわそうだけどお茶目

前田 憲寿
KAZUHISA MAEDA
東京工科大学/東京工科大学 大学院
応用生物学部 教授/バイオ・情報メディア研究科 バイオニクス専攻 教授
生命科学、香粧品( こうしょうひん )科学
九州大学大学院薬学研究科修了後、(株)資生堂に入社。社費で東北大学大学院医学研究科に入学し皮膚科学、化粧品を学ぶ。医学博士。2007年より東京工科大学教授に就任。化粧品の専門家としてバラエティからニュース番組までメディア出演も多数。趣味は料理と美食。化粧品でも食事でも素材へのこだわりが強いため、外食では満足できず料理をするように。ちなみに自身ではほとんど化粧品をつかわない。
マナビコネタ
化粧品を学ぶ魅力

illustration / Chika Miyata
完成までに10年近くかかる医薬品と違い、化粧品は2〜3年で完成、色々な種類に携われます。ちなみに製作期間中は口外禁止。これが地味にツラいんです。また皮膚は脳研究などと違い、目で見て効果がわかるのも◎。学生は市販化粧品の効果を測ったり、自分の肌の状態を調べたり、楽しんで学んでいます。
研究室をのぞき見
化粧品はこう作る!

photo / Naomichi Seki
STEP1 化粧品を作る(1,2)
化粧品は約20 〜30種類の成分で作られる。各原料の分量、組み合わせ、混ぜる順番などで化粧品はまったく違ったモノに。
STEP2 細胞レベルでチェック(3,4)
人間の皮膚に直接塗る化粧品には高い安全性が求められる。まずは体内環境と同じ状態で培養した皮膚細胞を使い、評価。
STEP3 人間の皮膚で最終チェック(5〜8)
細胞で安全性や効果を確認したら最後は人体で評価。化粧品を塗り、肌の状態がどう変化するか機器でチェック。ちなみに化
粧品評価ではなく、自分の肌の状態を知りたくて使う学生も。
企業からの依頼多数
「こんな使用感の化粧品を作ってほしい」と企業からの依頼も多く、上記の手順で試作品を作り、レシピとともに提供している。

必要な原料をPICKUP

原料を混ぜあわせる

皮膚の細胞を培養

細胞に化粧品を垂らして評価

皮膚の弾力性を測定

毛穴の状態を見る

顔の皮膚の状態を見る

キメを測定
先生どんな人? 先生のターニングポイント
まわりと同じでは埋もれてしまう!

illustration / Chika Miyata
大学・大学院では薬学を学び、多くの同級生が製薬会社へ進む中、化粧品の道へ。資生堂入社後は会社の支援で医学部に入り皮膚科学や化粧品を5年間研究。化粧品研究がまだマイナーな時代に飛び込んでいったことが今につながっている。ちなみに化粧品のおかげで女子力がUPしたとか。
先生どんな人? 学生ぶっちゃけトーク
化粧品の極秘レシピが頭の中に

家ではテレビを見ながら過ごすらしい

大量の化粧品のレシピが頭の中に。スゴイ!

一見こわそうだけど意外におちゃめ
暗めのスーツが多く、一瞬コワい? と思うけどギャグを言ったり、面倒見がよかったり、見た目とのギャップがある前田先生。「化粧品の使用感でその成分がわかってしまうほどの知識と経験には驚かされる」と学生。謎が多い先生の私生活、テレビ・映画好きなのは間違いないらしい。
先生図鑑ゼミに参加
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*先生図鑑ゼミは、
イベント参加希望者が10人集まった時点で
先生と日程調整を行い、イベント開催日を決定します。
MISSIONはイベント参加前に考えていただく事前課題です。