廣岡 裕吏

YUURI HIROOKA

学校名
法政大学
所属
生命科学部 応用植物科学科 専任講師
専門分野
植物病原菌類学、菌類生態学

1978年鹿児島県生まれ。東京農業大学大学院農学研究科国際農業開発学専攻修了。米国農務省客員研究員、メリーランド大学客員研究員、森林総合研究所非常勤特別研究員、カナダ農務・農産食品省およびオタワ大学の客員研究員などを経て、2015年より法政大学の教員に。専門は植物の病気の原因である病原菌の研究で、これまで50種以上の新種を発見。三姉妹の父でもあり、休日はもっぱら家族サービス。

マナビコネタ

植物も病気になるんです!

illustration / Shotaro Fukuda

植物も人と同じで病気になります。腐ったり、折れたり、実を落としたりと様々な症状が出ますが、その原因となる病原体の多くは菌類。それら病原体を特定し、病名をつける研究もあります。病名が分かれば処方箋(農薬)が出せますし、場合によっては外科手術(切除)も。研究室は植物の病院なんです。

研究室をのぞき見

ここは植物の病院です!

photo / Naomichi Seki

1

研究室は、日本では数少ない植物の病院でもある

写真は病気の木の見本で、病原菌は「チャミダレアミタケ」というキノコ。植物の病院として外部からの診断依頼も受付。
2

菌の名付け親になれる! 新種は論文で発表

まだまだ未知なる病原菌の世界。先生も50種以上の新種を発見しており、論文で発表。菌の命名も先生が行う。
3

菌の違いは「スケッチ」でわかる

超微細な菌の特徴を明確にするために用いるのがスケッチ。顕微鏡を覗きながらトレースするため絵心はなくてもOK。
4

100年以上前にこんな菌が! 恩師から譲り受けた本

先生がアメリカの研究所にいたとき、恩師が退職した際に譲り受けた北アメリカの菌類の本。なんと1892年発行。
5

気になったらいつでも観察! 研究道具は肌身離さず

「ルーペ」(左)は常に持ち歩く愛用品。この分野ならではの「ピス」(右)は、罹病部位を薄く切るために使うアイテム。
6

研究してないときは3人の娘のパパ

0歳、2歳、4歳の三姉妹の父でもある先生。休日は娘たちと過ごす大切な時間。お出かけはやっぱり植物園や動物園。

ターニングポイント

菌の研究で食料問題にアプローチ !?

illustration / Shotaro Fukuda

大学時代、食料問題に関心があり「流通を変えて食料問題を解決できないか?」と考えていた先生。ある授業で植物は病気にかかると作物の収穫量が3〜4割減ると知り「植物の病気がなくなれば食料問題にもプラスかも」と方向転換。植物の病気の原因の約7割は菌類。その専門家になるべく研究を開始。

学生ぶっちゃけトーク

ボサボサ髪でも研究はクール

ほんとに優しい、というか優しすぎる!

無口で控えめ だけど、研究内容はスゴイ!

国際学会に半袖、短パン、サンダル姿で 現れたことも

学生から「もっと怒って!」とクレームが出るほど穏やかな先生ですが、学生の将来を見据え、専門以外の社会常識や人間関係などもきっちり指導。精細な菌のスケッチにはこだわる反面、自身の容姿には無頓着。無精ひげにボサボサ髪なんて日も。研究室で履くサンダルがボロボロすぎて最近新品に。

記事の内容は掲載時のものです。

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